イネムリブカ

底の方に沈んでる。

“普通”に生きる

10年ほどの付き合いがある友人がいる。

趣味関連のSNSで知り合った友人で、実際に会って話したことは1度しかない。年齢は知らない。SNSではほそぼそとやり取りを続けてる。そういう関係。

で、この度その友人が鬱を患っていることを知った。

定期的に通院してることは何となく知っていたけど、その理由が鬱で、しかも20年の付き合いとは知らなった。20年てことは、私と知り合う前からの付き合いになるんだなあ。

「“普通”だったら、薬に頼らず生きていけるのに」って友人はぼやいてた。

“普通”に生きるのって難しい。
かく言う私も心療内科にお世話になっているタイプの人間なので、身に覚えがありまくる。

私はパニック障害を患ってるのだけど、数年前にこれを発症してからは、生活の難易度が格段に上がった。と言っても日常生活は(周りの人たちの協力もあって)なんとかできているので症状としては軽度な方だと思う。

それでも、すごく些細なきっかけでパニック発作を起こしてしまうことがある。
昨日あんまり眠れなかったとか、朝食ちゃんと摂れなかったとか。実際1日くらいそういう日があったって身体には何の問題もないんだけど、こういう些細な『非日常』がパニック発作のトリガーになる。
“普通”だった頃は余裕で夜ふかししてたし、朝も食べない日の方が多かった。“普通”だった頃の自分にとっては、こんなのは『非日常』のうちに入らなかったんだなあ〜。閾値が下がったというか。
同じ人間なのに、不思議。